医者の本を読んでいると時々常識を覆すような話が出てきます。
たとえばある医師の本には「風邪で熱が出ても解熱剤を出さない理由」が書いてありました。
なぜかというと、風邪のウィルスが熱を出しているからではないからです。
熱は体が免疫力を上げるために熱を出すのです。体温を1度上げると免疫力は5倍にもなるそうです。
だから下手に熱を下げると免疫力が上がらず、ウィルスが駆逐されないことになりかねません。
ですから上手な医者は熱を下げねばならない時と下げなくても良い時を上手に計るのだそうです。
あくまでもウィルスと戦うのは人間の体なんですね。
なんとなく薬を飲めば病気はなくなると思いがちですが、それは全くの誤解だということがよくわかります。
私は製薬業界の仕事をしていたことがありますが、業界の方は薬を最小限にしか飲みませんでした。
薬と上手に付き合って、健康を維持したいですね。